つぼになど意味はない
2014年01月10日
「いまそれは何をしているんですか?」
「そこはどういうつぼですか?」
などと聞かれることがよくありますが、たいていわたしはまじめに答えません。どうしてかというと教えても意味がないだけでなくかえって害になるからです。
例をあげてみましょう。
なお、わたしはつぼという言葉があまり好きではなく調整点というようにしています。ですので、以降は調整点という表現をします。
肩こりにとても効果的な調整点というのは確かに存在します。
肩こりと一口にいっても人によってその性質が異なることがありますので、その人にとって効果的であるという事が当然として前提になります。だから、こういうこともふまえずに、
「肩こりにきくつぼはありますか?」
なんてストレートな質問をしてくる方には、
「そんなものはない。」
と答えるようにしています。
次に、パソコンを1日中使っているので肩がこるという人がいたとします。
確かに、目が疲れると肩がこります。胸椎1,2,3番の動きが悪くなるからです。でも、疲れというものは一晩寝れば抜けるものです。
一晩寝ても疲れが抜けない
というのは、体になんらかの問題があるからです。
たいていの場合、体の疲れが抜けないのはただの不摂生です。夜更かしだったり、酒の飲み過ぎだったり、食べ過ぎだったりが原因です。肩がこるというのは結局のところ、ただの不摂生が原因なのです。
さて、毎晩遅くまでお酒をのんで、
「目が疲れて肩がこる。」
という人がいたとします。
そういう人が、
「肩こりにきくつぼはありませんでしょうか?」
と聞いてきました。
あなたらならなんと答えるでしょうか?
わたしなら、
「まず酒をやめろ。」
と答えます。
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