ブログ「日々整体」

子供は絶対に間違えない

「子供にしっかり食事をたべさせよう。」

たいていの人は、そういう具合に考えるのが親としての勤めだと思うことでしょう。
まぁ、なかにはひどい人がいて、

「食べさせてさえいればそれでOK。」

みたいな感じの人もいますけど、これは論外といっていいでしょう。

でも、きっちり食べさせることが大事か?
というとそうでもありません。なぜなら、子供の行動は本能とほぼ直結しているからです。
わかりやすく言うと、

「腹が減ったから食べる。」
「眠くなったら眠る。」

という具合に、体の状態がストレートに行動に反映されます。

ある程度成長してくると、

「今食べておかないとあとで困る。」
「バランスよく食べておかないと。」
「朝食は食べておかないと。」

といった具合に、本能と行動が一致しなくなってきます。
まぁ、わたしに言わせればこういう余計なことを考えて行動するから体を壊すんですけどね。

さて、子供がいつものように食事をとらない。
そんなとき、これぐらいはいつも食べているのだからとか、決まった時間に食事をとらないといけないと無理矢理食事をたべさせようとしてしまう人がいます。しかし、これは帰ってその子供の体を壊してしまう可能性が高いのです。

もしかしたら、間食してお腹が減ってないかもしれません。
もしかしたら、風邪をひいていて食欲が落ちているのかもしれません。
もしかしたら、冷蔵庫におやつがあるのに気がついていてその分の余裕を作っているのかもしれません。

まぁ、3つ目は別として、子供の場合は、本能、つまり体の状態と行動が直結しています。

だから食べないというときには必ず理由があります。
気になるのなら、

「どうしても食べないのか?」

と考えてあげてもよいですが、そんなことも本当は考える必要がありません。
腹が減ったら食べたいといいだすのですから

すくなくとも、

「今食べてもらわないと手間がかかるから。」

とかいう子供の都合を無視したことをやっていると子供は体を壊していきます。
こうすればよいというマニュアルをみるのもよいでしょう。しかし、ちゃんと子供の様子をみてどうしてあげるかきめて上げてほしいと思います。

これは食事だけでなくすべての事に言える大切なことです。

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それは痛がっておいてください

腰を痛めてしまったとします。
この痛みをとる方法はいくらでもあると私は思います。私がやっている整体が、

「唯一無二、絶対の方法だ!」

などとはこれっぽちも考えてはいません。

だから、

「明日、大事な仕事があるからすぐに動けるようにしてくれ。」

と言われれば、

「それは私がやる整体では不向きだから他をあたってもらうほうがいい。」

と答えると思います。
でも、

「3ヶ月後に元気に働けるようになりたい。」

ということでしたらいくらでも相談に応じます。

これはどういうことかというと、

結果より経過が大事

だと考えているからです。

腰が痛いとき、その痛みを私がとってはいけないと考えています。
どういうことかというと、何をすれば?どのようにすれば痛みが取れるか?ということを教えるのが本当の整体だと私は考えています。

相談に来られた方に自分で自分の体を治してもらっているのです。

腰が痛いときはたいてい、腰椎2,4,5番に問題があります。こで、多くの方はこの悪くなった腰椎を正せば良いと思うことでしょう。

でも、私はそう考えません。

「どうして、その腰椎が悪くなったのか?」

ということを考えます。

食べ過ぎたのか?
体の使い方が悪いのか?
無理な労働をしたのか?
体を冷やしたのか?
眠りが悪いのか?

体の状態をみて、

どうすればそれが解消されるのか?
どうすればそれがもう起こらないのか?

それを見極めるのが整体という技の本質なのです。

だから、私はたまにこんな事をいいます。

「この痛みはこのままおいておきましょう。」
「それは痛がっておいてください。」

笑う人がおおいのですが、私はおおまじめにいっているのです。
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音楽と体について

プロの奏者の方の体をみさせてもらう機会があります。
今日もピアノを演奏する方をみたのですが、どうも体がよろしくないということで、

「手弾きになっているはず、これじゃいい音がでませんよ。」

なんていったら笑っておられました。
音楽の事、演奏の事についてまったく知らない私がこういうことをいうのですから笑うしかないのでしょう。

でも、いい音を出せるかどうか?
というのは体の都合だと私は思います。これはプロのピアニストの方の体をみたときにはっきりと確信しました。その方は、体はけっこう傷んでいるのですが、腕だけはとてもきれいな状態でした。

綺麗といっても見た目が美しいというのではありません。
理想的な腕の状態とでもいうのでしょうか。ケチのつけようがないとてもいい腕の状態なのです。でも、私はそれを健康的な腕だと感じることはなく、

「美しい手の状態だ。」

という具合に感じたのです。
言葉ではうまく言い表せないのですが、プロと一般の方との違いはこういうものではないかと私は思っています。

ピアノ以外でも、ホルン、バイオリン、声楽など、何人もの音楽を生業としている人の体をみてきましたが、この事は共通していえますね。

いい音を出そうと思えばいい体にしなきゃいけないのです。

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痛みについて

体に異常があるのに痛みがないというのは異常です。
ころんでひざをすりむいたときに、その膝から血がでてきているのに痛くないというのはおかしいのです。

体に問題があるとき、それはなんらかの形、たいていは痛みや違和感として感じます。ただ、それは膝が悪いから膝が痛むという具合にストレートに感じないときがあります。

例えば、胃が悪い時を例に考えると、

・首や肩につまりやコリとして感じる。
・背中に痛み違和感として感じる。
・唇が切れたり、口の中に口内炎ができる。
・手の指が荒れてくる。

など、様々なケースがあります。
同じ人でも季節が変われば違った形で感じることもあります。ただ、これらはたいてい胃の働きが落ちている時にでてくる体の違和感や痛みです。その原因は、食べ過ぎだったり、疲れだったりとケースバイケースではありますけどね。

こういうことを踏まえないで、手が荒れてくるからと一生懸命にハンドクリームを塗っても手肌が綺麗にはなってきません。綺麗になるのは胃の働きが整ったときです。

さて、今日、肩が痛いという人がきました。
茶碗を持つこともできないぐらい痛むのに、検査をしてもらっても、

「筋肉痛です。」

と片付けられたそうです。

体をみたら、骨盤が開いて下がっていました。

「飲み過ぎ食べ過ぎのせいだな。」

とすぐに私は判断しました。
で、そのように整体したら、痛みが楽になったとびっくりしていました。肩なんてなんもさわっていません。本人は、

「どうしてなんだ?」

と不思議がっていまししたが、痛みを感じる場所と体の悪い場所は一致しないことがあるということです。
ただ、こんなものは一時的なものです。

飲み過ぎ食べ過ぎから来るのですから食事をみなおさなければいけません。
だから、

「こんなんはその場しのぎですから、2~3日後にはすぐに痛くなってきますよ。」

私はそう付け加えてどのように変えればよいかを指導しました。
本人はピンときてなかったようでおそらく何も変えないだろうなlと思いました。ただ、痛みがでてきたころには私の説明を思い出すことでしょう。
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武道と整体について

「私は何か大きな勘違いしていたかもしれない。」

そんな事を考えています。
というのは、古武道を研究している甲野義紀氏の本を読みました。そこにはナンバという動きについて書いてあったのですが、ナンバの動きは整体の考えと相反する面があると考えていたからです。

ナンバというのは同側、つまり右手と右足、左手と左足が同時に動く体の動かし方と考えるとよいでしょう。ナンバ歩きというのは聞いたことがある人も多いかと思います。

昔の日本人はみな、ナンバ歩きだったという話も流れたりしたそうですが、どうやらそれは勘違いが広まってしまっただけのことようです。

さて、単純に考えるなら手と足は逆側に動く方が都合がよいのです。そうすることで、体がねじれて骨盤がしまるからです。

ところが、ナンバの動きは一部の特殊な技能をもった人が使っていた技術だったのだとか。中でも私が興味深く思ったのは、江戸時代には、60kmを2時間程度で歩くような速歩術があったそうです。まぁ、スピードからすると走っていると行った方が適切かもしれません。マラソンが2時間で40kmほどですから、よほど早いわけです。

またこの術、江戸から日光まで1日で移動できたら一人前とされたそうです。
その距離が150kmですから、恐ろしい距離です。その距離を移動して次の日はくたびれて動けないとなれば駄目だったそうですから、疲れをためずに早く移動する歩行法だったそうです。

明治までこの技術は残っていたそうですから、ずいぶんもったいないなぁと思いますね。まぁ、習得が難しくて誰でもできるとうようなものではなかったそうですが。

で、前置きがながくなりましたがこういう事をやっている人はナンバの動きをしていたそうです。

さて、

「手足は逆に動いた方がいい。」

といいましたが、完全に矛盾します。

こういう話、たいていの人は眉唾だと決めつけて無視していまうことでしょう。
しかし、私には、

「ぴぴぴっ!」

と来る物がありました。

というわけで、さっそくご本人のお話を聞いてくることにしました。
もしかしたら武道をはじめてみてもいいかもしれない。そういう風に思い始めています。

まったくの思いつきで終わるか、はたまた新しい気づきにつながるか今の時点ではなんともいえませんが、日本古来の体の動かし方とうのは、やはり日本人の体格にとても向いていると思えます。それを整体に活かすことができれば面白いことになるかもしれない?いまから、そうワクワクしています。
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